九州環境工学シンポジウム2013
Kyushu Environmental Engineering Symposium 2013
2013年8月26日
毎年恒例の日本建築学会・九州環境工学シンポジウムが阿蘇高原ホテルで開催されました。今年のテーマは「わが国の今後のエネルギー需給をどのように考えるべきか?」というもの。前日の情報交流会に続き,メインの講演会です。
最初の講演は中上英俊氏(住環境計画研究所会長)。日本のエネルギーの審議会といえばこの方,新聞記事でもお名前をよくお見かけしますね。九州の建築環境工学とも縁の深い方です。審議会でどのような議論が行われているのか,本気で日本のエネルギーの将来を現実のものとして考えるには,何を考えなくてはいけないのか等,重要なお話ばかり。
続いて,桑野幸徳氏(太陽光発電技術研究組合理事長)。三洋電機でソーラーパネル開発の中心にいた方です。関西電力の太陽光発電逆潮流接続の第1号も,その後のモニターも桑野さんのご自宅とか。地球規模の太陽光発電網構想も提唱されています。技術的にはおもしろいのですが,私は社会的には顔の見えそうな地域内で基本的に完結できる方がより自然エネルギー利用のコンセプトにふさわしいと思いますけれど。
今年もとても有意義な九州環境工学シンポジウムでした。
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