過疎地集落研究 スペイン・アラゴン予備調査・第3日
Depopulation area research: A preliminary survey of Aragon, Spain, Day 3
2011年11月20日
第3日はこのあたりでも最小の6家族しか住んでいない集落として紹介されたRañínへ。La Fuevaという谷筋の地域にあります。実際には30人くらいが住んでいるようですし,最寄りの拠点集落Tierrantonaまでも7kmほど。

話の聞けた80歳の男性によると1940年頃には同年齢の子どもだけで61人いたとのことなので相当減少していることになります。人口減少は1960年代の工業化から始まり,村にとってはこれが第一の危機。第二の危機は大農場との競争によるもので現在では農家は補助金によってのみ成立している状態のようですが補助金も廃止の予定なので今後は不透明だとか。

空き家については観光客向けの改修例もあるようで,Tourismo Ruralという組織があって,予約もインターネットで行われるため,所有者は予約管理などをする必要がないことから,22軒のうち3軒がこれに改修されているようです。

自治体組織としてはCouncil of valley La Fuevaに含まれていて,ゴミ収集等は行われているようですが,集落の道路清掃など公共部分の管理についての行政サービスはないとのこと。公共部分の管理については2週間に一度の教会行事の際に全員が集まって話し合いを持ち,相談が行われています。日本で言えば小規模集合住宅の管理組合のようなものですね。
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