書類の電子化とプリントアウト事情
Electronic Documents and Printout situation
2009年7月29日
10年前と比べると,書類の電子化が進み,大学の連絡文書なども電子メールや添付ファイルが主流となりました。情報科学系の分野では,紙の書類なんてもう古い,という考え方が一般的になりつつあるようです。
大学の教育システムもずいぶん様変わりし,電子化した教材を学生に共有させるシステムも稼働しています。そんな中,九州大学の教育用計算機システムが今春更新され,なんとプリンターがなくなりました。CAD演習などで困るという要望はずいぶんしたのですが・・・。
九州大学の新システム端末はiMac,24インチなので画面の解像度は1920×1200ピクセルあります。情報科学系の先生はこれでじゅうぶんだろうと判断されたようなのですが。たしかに文字ベースのWYSIWYGならA3がそのまま表示できるので,ふつうはじゅうぶんなのかもしれません。
でもとくに建築系の図面にはまったく不十分。単純に計算して,A1版は33×23インチ以上あるので,300dpiとしても9933×7015ピクセルもあるのです。ディスプレイの解像度は,昔より緻密になったとはいえ,ピクセル数でいうとたったの1/30。演習なのでA1までは要求せず,A3版だとしても4960×3507ピクセルとなります。
つまり,全体を見渡した状態では線の太さなどが表現されないし,等間隔の平行線も間隔がそろわないので使い物になりません。
さんざん交渉して,情報処理センターに有料コイン式のプリンターを置いてくれるというので矛を収めたのですが・・・
ようやく設置されたプリンターを見たら,なんと!印刷できるのはPDFのみ,しかも教育用システムからプリントはできず,わざわざUSBメモリーか何かで1台しかない端末を操作しなくてはいけないとは!
仕方がないので,研究室のプリンターを演習中は持ち込むことにして,ドライバーの設定をお願いすることになりました。先日,プリンターを仮接続して,テスト用の設定が行われました。今度はそれでうまくプリントアウトできるかどうかテストしに行かなくてはなりません。うまくいくといいのですが。
撮影データ
FinePix F100fd (6.4~10mm) PTLens, Program AE, WB Auto, ISO400~800
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