「空間プロジェクト:住宅」講評会
Jury of Space Design Project: House
2009年5月25日
空間プロジェクト:住宅の課題は,3回の即日設計,中間講評会,さらに2度のエスキース・チェックを経て,あっという間に講評会です。プレゼンテーションにおける今回の課題は「図面表現を確立する」ということだったので,いろいろな制約条件を課しました。
・用紙は必ずA1判(つぎはぎ不可)
・CAD出力は用いない。手描きインキングの大判コピーに着彩を標準とする
・プレゼン用模型は作らない(スタディ模型を説明に使ってもよい)
・平面図,立面図,断面図のほか,敷地周辺までを含む配置図,断面図,隣戸を含む連続立面図,内外観パース
当日の様子は冒頭の写真のようです。今年の非常勤講師全員が勢揃い。
石田壽一(東北大学,H19年度まで環境設計学科教員)
清家剛(東京大学)
赤川貴雄(北九州市立大学)
高橋浩伸(木鶏建築研究所)
今回は3種類の住宅がありますので,同種のものを4~5作品ずつパネルに貼って,それぞれの学生が全体コンセプトなどを約1分ずつ発表。その後まとめて20分ほどの講評という進行。今年は新たな試みとして,標準的な制作スケジュールを提示し,毎週のようにミニ講評または個別エスキースを全員にやりましたので,教員側はかなり大変でしたが,その分作品のレベルは底上げできたように思います。
3種類の住宅のうち,私が出題した条件のもので印象に残ったのは次のふたつ。ひとつめは立体的な構成が光っていました。
もうひとつは,周囲の視線を制御するという課題に対して,斜めの壁を建物周囲に巡らし,その外側を回ってアプローチするというもの。
ひとまず2年前期の前半の課題はこれで終了。まずまずいい雰囲気で進んでいますので,後半の「集合住宅」が楽しみです。
撮影データ
(共通)FinePix F100fd (6.4mm) PTLens, Program AE, WB Auto
[1][2] ISO 400, [3] ISO800
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