設計演習「空間プロジェクト:住宅」敷地の見学
Design seminar "Space Project: House": Group inspection of the site
2009年4月13日
FinePix F100fd (6.4mm) PTLens
Program AE, ISO 200, WB Auto
九州大学芸術工学部環境設計学科2年生前期の演習科目「空間プロジェクト」,前半の課題は住宅です。 1年生では製図方法やプレゼンテーションの技法を学びますが,自分のアイディアで何かの設計をまとめるという意味では初めての課題となります。
単に建物を設計するだけでなく,周辺との関係も考えながら設計してもらわないと困りますので,敷地を設定することになります。それも架空の敷地よりも情報量の膨大な実在の敷地がよい。学生がじっくり観察することを考えれば,あまり遠くない方がよいし,自由に見て回れることも重要です。そんな場所はごく限られているわけで,今回の敷地は公園です。三角形に近い形状の公園の一部を指定して3分割し,3種類の住宅を設計するという形にしました。その他の設計条件は,担当する専任教員3名の年齢・家族人数などを基に出題します。住宅なので,施主的な存在をイメージしてもらうという狙い。
この日は1限目から課題説明(井上先生),設計プロセスに関するレクチャー(大井)のあと敷地の見学に出かけました。学生諸君には初めての体験なので,どんな感じでスケッチを描いて,どのタイミングでどのように固めていくのか,最後はどのように区切りをつけるのかを説明します。
午後はさっそくI邸の即日設計。約2時間で配置・平面・断面・立面を一案つくるというものです。最初はなかなか手が動かないし,迷ってしまったりもするわけですが,とにかく何か描かなくてはいけないので,みんな何か描きます。ただ考えるよりも描いてみた方が考えが進むということを実感してもらえた,かな。
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