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AO入試

Admission Office entrance exam
2008/02/02

九州大学芸術工学部では,今年からAO入試が始まった。原型は映画などにも出てくるアメリカのものだろうと思うが,大学そのものの構成が異なるため,日本におけるAO入試はいろいろなパターンがあるようだ。

私なりの理解としては,受験生が志望学科の専門性と自分の希望する研究内容をふまえて,志望理由を表明し,大学側が基礎学力も含む適性を面接や高校の成績(標準テストなども)で評価し,アドミッション・オフィスでの合議によって合否を決めるというものだろうと思う。以下,公表資料を見ての私の個人的な見解である。

環境設計学科で実施されたものでは,まず一次選抜として高校の調査書(成績等)と志望理由書によってチェックが行われる。高校の成績は,高校間のレベル差が非常に大きいので,これだけで評価するのはほとんど不可能だろう。一方,志望理由書は,学科で提供している教育内容と本人の希望にミスマッチがないかどうかを一応チェックすることができるはずだ。いずれにしても,二次選抜が困難なほど多数の志願者がいるようなうれしい事態にならない限り,これもあまり選抜条件にはならないかもしれない。

2月2日に行われた2次選抜は,さらに詳細に適性をチェックしようとするもの。まず環境設計に関係する「資料の提示」(模擬授業のようなもの)が行われ,面接で内容をきちんと理解できたかどうかをチェックし,続いて実技試験も行われて適性が総合的に評価される。基礎学力の方は,日本には高校の達成度を評価するような標準テストがなく,卒業条件も非常に甘いので,大学入試センター試験の成績を用いることになっている。使い方としては,入学試験というよりも高校での達成度チェックなので本来なら基準となる点数に到達しているかどうかが問題なのだろうが,入試というスタイルで行われている関係上,志願者内での相対評価にならざるを得ず,優秀な志願者が来てくれることを祈るしかないというところか。

合否の決定は,面接等の適性チェックに関わった方が全員で議論するのも無理そうだが,最終的にはどうやって決まるのだろう。

入試を変えたから学生の質が大きく変わるとは思えないが,どんな感じの学生が入ってくるのか楽しみではある。

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