年末恒例?ケマル・ゲキチ&関野直樹
Kemal GEKIC & Naoki SEKINO Piano Duo in Fukuoka
2006年12月15日
福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
ブログはまず,昨年来の積み残し記事から始めましょう。最初は「ケマル・ゲキチ&関野直樹 ピアノ・デュオin福岡」(企画 芦川紀子)。
2005年のリサイタルからちょうど1年後,今回は2台ピアノということで,会場は福岡シンフォニーホールでした。企画をされた芦川先生に案内をいただきましたので,今回も行ってきました。
前半はリスト・プログラムで関野君,ゲキチさんがそれぞれ2曲ずつ。ここ何年か,リストはマルク・アンドレ・アムランのCDを愛聴していますので,どうしてもそれと比べてしまいます。ゲキチさんのは個性が感じられる。関野君のも意図はわかるような気がするんだけれど,最終的な演奏は彼の目指すところまで到達していないのでは?という感じ。後半はベートーヴェン・プログラムでまずゲキチさんの「熱情」,これはぴったりですね。盛り上がる。そして最後がSinger編曲の2台ピアノ版,交響曲第5番「運命」。これを聴くのは初めてだったので,興味津々。最初に思ったのは,リストが編曲していたら,もっとすごいのができただろうな,ということ。オーケストラ版を知っていると,ずいぶん単調に感じるところがありました。編曲自体をくわしく知らないので,演奏がどうなのかはちょっとわからないところもあるのですが,アンコールで再度弾いたところをみると,満足すべきできではなかったのかもしれません。
終盤,印象に残っているのは,シンフォニーホールの残響の美しさ。ふつうのピアノ曲だと,フォルテの和音と全休の繰り返しというのはあまりないので,今日はたっぷり残響を聴いたという感じ。
二人で演奏していると,やっぱりゲキチさんの存在感が際だつ。関野君がんばれ。
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