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ポータブル録音再生機材 オリンパスV-50

Portable audio recorders/players: Olympus V-50
2006年12月31日

S061228122712_1 建築雑誌のインタビューを自分で録音する機会があったので,ひさしぶりに録音機への興味がわいてきました。写真左がインタビュー録音に使用したMDレコーダーのソニーMZ-B100です。写真右はその後考えて購入したICレコーダー オリンパスVoice Trek V-50です。

MZ-B100はフラット・マイク(液晶の両側に見える)を内蔵していて,机の上に置いて周囲の会話をきれいに録音できるというものです。普通のMDでSPモードとLP2/LP4モードが使え,LP2モードでも会話の記録ならじゅうぶんな音質で,2時間以上の録音ができます。電源は単三乾電池1本。もともと講義や会議の録音に使うつもりで購入したのですが,あまり活用していませんでした。

写真の場合には,リコーGR1を常時携帯するようになってから,本格的に活用するようになったように思います。それが今はコンパクト・デジタルカメラに変わっているわけです。録音再生機は携帯していないので,どうしても録音したい時は,デジカメの動画モードを使うことになりますが,さすがに大した音には録れません。インタビューの録音を聞き直すと,携帯して使える録音機が欲しくなってきました。

MDレコーダーはもはや数が少ないものの,ソニーMZ-RH1という魅力的な機械があります。Hi-MD規格となり,本格的な録音からメモ録音,音楽プレーヤー,PCデータのバックアップまで1台でできる。ただマイクは外付けだけですし,常時携帯できるか?という問題はあります。

ICレコーダーは多種多様。ただし中身がよくわかっていないので,いろいろ調べるところから始めました。最初に調べたのが,どこかの雑誌で麻倉怜士氏がほめていたソニーのICD-MX50。実はソニーのデジタル録音だから,てっきりATRAC3系のフォーマットだと思いこんでいたのです。仕様表には何も書かれていないので,いろいろ調べてみると,ソニーのICレコーダーはLPECという独自規格を使っていることがわかりました。ということはATRACのデータは再生できない?逆にウォークマン系のものはMDまでと違い,録音可能なタイプが存在しない。

次に目を付けたのが,高音質録音を謳って新発売となるところだったオリンパスDS-50です。室内楽のデモ音声もまずまず。こちらはWMAというフォーマット。個人的な印象では,ATRAC3>WMA>MP3の順に良いと感じました。慣れもあるかもしれませんが。ちなみに近所のデオデオの音楽プレーヤー担当も同じことを言っていましたので,私だけではないようです。DS-50は音質は良さそうだし,マイクもかっこいい。問題は自分が常時携帯できるかどうか?ということです。すでに携帯電話とデジタルカメラをベルトから提げていますので,あとはポケットに入れるか首から提げるか・・・。DS-50は80グラムあるので,携帯電話に近い重さです。

もっと軽量でDS-50に近いもの,という見方で探してみると,まずオリンパスのV-50が目に付きました。重さが46グラム,付属のストラップで首から提げた写真も出ていてバランスは良さそうです。DS-50の最高音質モードはないけれど,WMAで15kHzまでのモードはある。PCへもケーブル不要で直接接続できる。もうひとつ比較したのはビクターalneo XA-C109です。レコーダーではなくミュージック・プレーヤーとして売られていますが,内蔵マイクでもステレオ録音可能ですが,マイク外付けはできない。魅力的なのは,ビクターの誇るK2 technologyによるCC converter。

今回は録音がしたくて検討を始めたこともあり,結局オリンパスV-50を購入することにしました。内蔵マイク,付属のステレオマイクでいろいろと試しています。むしろ口述モードでメモ録音に使う方が多いかもしれませんが。

常時携帯するなら,音楽プレーヤーとしても使わない手はありません。Vaioには手持ちのCDからATRACで取り込んだファイルがありますが,V-50はATRACファイルは再生できないので,WMAフォーマットで取り込み直す必要があります。V-50にはとくにソフトは付属しておらず,Windows標準のWindows Media Playerを使うように指示されています。WMA 256kbpsまで再生可能ということなので,ひとまずこれを試そうとしたところ,WMPでは192kbpsまでしか指定できない。仕方がないので192kbpsで取り込んでV-50に転送開始・・・すると今度はなぜかファイル変換を始める???転送されたファイルをPCで見てみると,160kbpsになっています。ちょっと探したくらいでは,このあたりの説明は見あたりません。

しばらくやってみてWMPがどうも使いにくいのと,CDの曲名データベースが間違っていたりしていやになったので,Sonic Stageに戻ってみました。Sonic StageもWMAで192kbpsまで取り込みができます。曲名データベースはこちらの方がずっと良い。問題は,V-50を認識してくれないこと。Sonic Stageはソニーのプレーヤー専用のようです。結局,Sonic Stageで取り込んだファイルをWMPのライブラリに加えて,V-50に転送することにしました。このあたり,まだまだ過渡期という印象です。こちらはパソコンおよびデジタルオーディオ黎明期から,ユーザーとしてちょっとずつ知識を蓄えてきているので,なんとかなりますが,いきなり使い始めるのは相当難しいのではないかなあ。

肝心の再生音質ですが,静かな環境でじっくり聴くにはアンプノイズがやや気になりますが,屋外などでは背景騒音の方が大きいので,関係ありません。内蔵のイコライザーはじゅうぶん実用的で,背景騒音に合わせて低音を少し持ち上げ,高音を丸めてボリュームを少し上げれば,よいバランスで音楽を楽しむことができます。イヤフォンはカセットのウォークマン時代に購入したアイワの高級タイプと,オーディオ・テクニカのカナル形のものを使い分けています。

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