アクロス福岡舞台裏見学会
2005年11月23日
アクロス福岡シンフォニー・ホール
公開講座 劇場への旅-音楽のデザイン3-
芦川紀子先生のプロデュースされている公開講座の一環として,アクロス福岡シンフォニー・ホールの舞台裏を見学させていただきました。芦川先生はアクロス福岡のアドバイザーでもあります。
見学内容:プロセニウム仕様から-シューボックスへの変換
ホール内部:舞台上から、跼蹐側から、3階席から
バックヤード:舞台袖、搬入口、オーケストラピット、楽屋、楽器庫、調整室等
構造に関する話/運営スタッフについて 等
まずはステージに上がります。最初はプロセニアム仕様(劇などを行う,多目的ホールのようなステージ)になっています。これをコンサート・ホールの仕様に変えるというわけです。
写真データ:Olympus E-1 Zuiko Digital 11-22mm(22-44mm equiv.)
ISO 800 WB Auto ProgramAE
プロセニアム状態のステージです。右側が客席。左側が背景の幕。ステージと客席側の間に壁が下りています。上部には各種吊り物が見えます。
コンサート・ホール形式への変換は,まずステージと客席の間の上部仕切壁を上に引き上げます。これはまっすぐ上がって見えなくなります。続いて背景の幕を上げ,ステージ上のシャンデリアを降ろします。そして,ステージ両脇の壁(サイド・パネル:巨大なドア)を閉めます。
この写真は,サイド・パネルが半分閉まったところです。スムーズにすーっと閉まっていきます。
サイド・パネルが閉じ,コンサート・ホールのようになってきました。サイド・パネルが動くのを知らない方も多いことでしょう。次に,鉛直にぶらさがっているステージの天井パネルを下げてから水平になるまで角度を変えます。
天井パネルが水平になりました。シャンデリアのケーブルが通るようにパネルには切り欠きがあります。このまま天井を持ち上げます。
天井が客席側と同じ高さまで上がりました。後はシャンデリアの高さをそろえるだけ。
舞台袖の様子。ステッカーの貼ってある黒い角柱はサイドパネルの軸(支柱)の外側です。パネルの裏側は石膏ボードが剥き出し。
ステージ真裏のサイン。各国語で書かれています。実用というよりも,いろんな人が母国語を書き加えたという感じです。
こちらは,ステージ袖の上部に見えている吊り物のバラスト群。見学者のために,袖にあったスポットライトで照らしてくれました。
ステージの地下にはピアノ保管室があります。スタインウェイが2台,ヤマハが1台。そして写真のものがベーゼンドルファー。鍵盤の左端(写真奥)に黒く塗られた鍵盤が見えるでしょうか?これは弾くためではない鍵盤。最低音の下にさらに弦が張られているのが,特徴です。
そのほか,指揮者やソリストの控え室,出演者控え室(大部屋),オーケストラピット入口等々,舞台裏を見学させていただきました。建物の制約がありますから,舞台裏は狭い。控え室からステージへは狭い階段,頭や楽器をぶつけそう。ステージの裏から数メートルでもう搬入口のシャッター,もちろんその外は道路です。
貴重な機会をつくってくださった芦川先生,休日の夜に説明してくださったアクロス福岡の方々,どうもありがとうございました。大井も微力ながら,建物や設備の説明を補足しましたが多少はお役にたったでしょうか。
アクロス福岡は福岡の誇るホールですが,一部の人気プログラムを除くと,満席にならないこともあるそうです。みなさんぜひコンサート等に行きましょう。
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