twitter

無料ブログはココログ

« アクロス福岡舞台裏見学会 | トップページ | オリンパスE-500 First Impression »

庄司紗矢香を聴く

2005年12月8日
アクロス福岡シンフォニーホール

NHK福岡放送局開局75周年記念
北ドイツ放送交響楽団福岡公演

s-051209-005304
GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE

庄司紗矢香は日本の若手バイオリニストの代表格だと思いますが,コンサート等でじかに聴くのは初めてです。昨年の北九州音楽祭の際に,友人の音楽評論家 山田治生君から来年は庄司紗矢香が来るから絶対聴くべきと言われたのを思い出します。彼女の演奏を初めて意識したのは,NHK BSで放送されたチャイコフスキーのコンチェルトでした。名前は聞くけど,どんな演奏かなあ,定期的に?出てくる若手の一人かなあ,と思って聞き始めたら,びっくり。音の緩急,音色の豊富さ,自身に満ちた所作に生意気そうな(失礼)表情。何かぼくの心に響くものがあったようです。

さて,今年の北九州音楽祭,彼女のリサイタルは響ホールで11月22日でした。しかし,この日の夕方は後期の外書購読(3年生向けゼミ形式の授業)の初回の日で,時間割上(また自分のスケジュール上),移動させるのはどうにも無理。一瞬,休講にしてしまえ,という悪魔のささやきも聞こえましたが,結局断念して,きちんと授業をやりました。

福岡のコンサートもあるなあと思いつつ,もう直前だし,チケットもないだろうし,とすっかりあきらめ気分でしたが,23日にアクロスの見学会に行きましたら,なんとチケット販売苦戦中とのこと。どうなっているんでしょう・・・。早速,アクロスに連絡して,無事に(あまり高くない)チケットを入手することができたのでした。ブラームスのコンチェルトだし,北ドイツ放送響というのも興味津々です。

夕方は,大学でそわそわと課題の採点などしておりましたが,18:15には切り上げてアクロスへ。今回の席は1階の一番後ろです。一般にコンサートホールでは,2階席の下になる部分はあまり良くないとされ,嫌われるのですが,アクロスの後ろの方は悪くないと思います。2階席はもっといいかもしれないけど。むしろ,前の方よりまとまりがよい。それから,このあたりは,視覚的に落ち着く場所でもあります。アクロスは壁面は木目ですが,天井はかなり反射率の高い白なので,ここが少し隠れてくれると良いのです。最終的にお客さんの入りは9割弱というところでしょうか,空席もけっこうあります。もったいない。

庄司さんは,濃いブルーのとてもシンプルなドレスで登場。ブルー好きなのかな,CDのジャケットもブルーでしたね。周りがドイツ人で大柄なこともあるのでしょうが,やはり小さく見えます。オケは座っているのに頭の高さがあんまり変わらない(^ ^)。右手で楽器をぶら下げてゆったりと身体を動かし,そして演奏が始まります。最初は,意外におさえた感じから入りましたが,第一楽章の終わりに向かってはエンジン全開,という感じ。楽章の終わりでさっそく拍手が来ました。オーケストラの方はそんなソリストにあおられてか,ちょっと緊張気味の感じ。でも,良い演奏でしたし,シンフォニーホールの響きをうまく使いこなしている感じでした,さすが(オーケストラがホールに慣れないと,うるさいだけになったりするんです。豊田さんの講演記録をご覧ください)。

演奏が終われば,満場の拍手。指揮者のギルバートも心得たもの?で,最初の2回くらいは出てきましたが,あとは庄司さん一人。拍手が疲れた頃に?アンコール。曲はマックスレーガーのソロソナタより。コンチェルトもいいけれど,ソロで弾くとまた音色の豊富さがよくわかります。前半でこうなっちゃうと,後半のオーケストラはやりにくくないかしら。

さて,休憩時間です。客席の前方に行って後方を見渡してみましたが,目に付く知り合いはなし。ホワイエにも出てみましたが,けっきょく誰にも会いませんでした。2階のところでは,シャンパンカウンターが出ていました。「いらっしゃいませえ,冷たいシャンパンはいかがでしょうかあ」なんだか,球場の「ビールいかがっすかあ」みたいな感じで笑ってしまいます。グラスで1000円はホテルのレストランと同じくらいだから高いような気もしますが。MUMMのコルドンブルーとのことで,なぜかF1の表彰式で使っています,との解説があり,2001年のオーストラリアGPのポディウムの写真が添えられています。

後半は,リヒャルト・シュトラウス。交響詩ドン・ファンとばらの騎士組曲。きらびやかなところもあり,なかなかいい組み合わせ。オーケストラだけになって,演奏も伸びやかになったように感じたのは気のせいでしょうか。最後の盛り上がりもあり,拍手もたっぷり。アンコールはブラームスのハンガリー舞曲第6番で,前半のブラームスの余韻と,ちょっとニューイヤー予告的な雰囲気でよい締めくくりでした。満足。

帰りがけに,先日の見学会でお世話になった方をお見かけしたので,ごあいさつ。お礼も言えてちょうど良かった。

庄司さんと北ドイツ放送交響楽団に興味を持たれた方は,NHKが東京公演を放送するようですから,ぜひご覧になってはいかがでしょう。庄司さんは年齢的にも日々進化,というところでしょうから,コレクションしておくと将来見直しても楽しいかも。

放送日程 すべてNHK
12月10日(土)19:00~21:00 FM 特集番組(生放送)
12月17日(土)23:00~    BSハイビジョン「ハイビジョンクラシック館」
12月18日(日)21:00~24:15 教育テレビ 特集番組
12月23日(金)24:30~    BS2「クラシックロイヤルシート」
12月28日(水) 7:45~11:45 BSハイビジョン 特集番組
1月 3日(火) 9:00~11:00 FM 特集番組(生放送)

« アクロス福岡舞台裏見学会 | トップページ | オリンパスE-500 First Impression »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 庄司紗矢香を聴く:

» もう神童なんて言わないで [流れる雲を友に : 斎藤純]
大変なものを聴いた。いや、聴かせていただいた。何年かに一度あるかないかの演奏を [続きを読む]

« アクロス福岡舞台裏見学会 | トップページ | オリンパスE-500 First Impression »

最近のトラックバック

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30