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京都の年末風景

December scenes of Kyoto
2005年12月31日

例年のように,京都に帰省してきました。ちょっとだけ京都らしい風景をお届けしましょう。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 64(Auto) WB Auto ProgramAE

お正月のおまんじゅうを取りにお菓子屋さんに行きました。ここは住宅地の中で,前面道路は4mほどしかありません。建物は新しいものですが,ふつうの住宅と同じようで昔ながらの風情。こういう店が継続して成立するような社会を考えていく必要があります。もちろん,まずければなくなってくれて良いのですが,地域の人だけを相手にしてもやっていけるくらいでなくてはいけません。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 64(Auto) WB Auto ProgramAE

続いて,年越しそばを取りに行きました。河道屋というお蕎麦屋さんです。観光ガイドなどにも載っているのではないかしら。蕎麦ほうるも有名です。こちらは,昔からの町家。電線が無粋です。うちの近所でもそうですが,引き込み線を引く人にもう少しのセンスを求めるのはそんなに無理なことなんでしょうか。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 154(Auto) Manual WB ProgramAE
クリプトン電球

今年最後の昼食はお寿司でした。京都だから特に変わったものがあるわけではありませんが,たがのはまった桶がちょっと珍しいかもしれません。

それでは,よいお年を。

福岡の年末風景

December scenes of Fukuoka
2005年12月27日

別に珍しいものではありませんが,福岡の年末風景をお届けしましょう。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 200 WB Auto ProgramAE

キャナルシティ博多に映画を見に行った帰りに撮ったものです。年末というよりもクリスマス・イルミネーションかもしれませんが。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 200 WB Auto ProgramAE

キャナルシティから上川端商店街を抜けて,福岡アジア美術館の角です。リバレイン通りの街路樹にイルミネーションが飾られています。一番手前の木だけ白色LEDですが,他のものと輝度はうまく合っており,きれいにできています。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 200 WB Auto ProgramAE

さて,これはなんでしょう。これは自宅近くの香椎浜ショッピングセンター駐車場です。このすぐ右側が留学生会館前のバス停です。駐車場は30cmほど高くなっているのですが,その周りの植栽された斜面が問題です。まばらな植採でバス停のそばとなれば,人が通るのは必然です(写真でも足跡が見えます)。当初から砂が盛られているだけのように見え,申し訳程度にわらで押さえてありましたが,すぐに雨で砂が流れてしまいました。下の側溝のふたとの間にも縁が切ってありません。流れた砂の下からはなんと土嚢が出てきました(こんな施工法はきいたことがないぞ)。支えを失った駐車場の縁石はほどなく崩れ落ち,無惨な姿に。

数ヶ月たってもそのままなので,たまたまマンション関係で顔を合わせた福岡地所の方に,状況を伝えました。改善するように伝えるということだったのですが,また数ヶ月が経過。そこで今度はショッピングセンターのインフォメーションに行って,状況を話しました。施設関係の担当者ではないようでしたが,紙をもらって場所の図まで描いてあげましたので,さすがにわかったのでしょう。その後,自宅に電話があり,対処しますと言ってくれました。それが10月くらいだったと思うので,もうだめかと思っていましたら,年末になって修繕が行われたようです。ただし,根本的な解決にはなっていません。なくなった植栽はそのままだし,砂をかためただけでは,またすぐに崩れることでしょう。すでに足跡がいっぱい・・・。ショッピング・カートが置かれているのは,ここが敷地内でもっともバス停に近いところだからでしょう。気候のよいころには,スケートボードで斜面を攻める若者たちもいましたし。

設計者の目で見ると,この部分には人が通れる通路をつくるか,通れないようにするかどちらかにすべきということになります。植栽で通れなくするなら2mくらいの幅にして密植するか,そんな場所はないというならもう少し背の高い植物とフェンスの組み合わせが考えられます。通路をつくるなら,一番近道になるところに,買い物袋などを持って通れるじゅうぶんな幅の通路が必要。自転車についても考える必要があります。設計の問題もありますが,どこが管理主体なのかはっきりしないのが困ります。駐車場はイオンの管理であることは間違いないのですが,歩道は福岡市。植栽部分はどちらが管理することになっているのか?隣接する公園は市なので,よけいわからない。まちを構成する要素は,見ただけで誰が管理すべきかわからないと,何かあったときに困ります。管理主体がはっきりしているほど,良好な環境は維持されやすいでしょう。

福岡の十大ニュースに思うこと

Impression on 10 largest news of Fukuoka 2005
2005年12月30日

福岡市・福岡県の10大ニュースが発表されています。福岡県のものはあまり身近でないものもありますが,印象を記しておきたいと思います。

福岡市10大ニュース

1位 福岡沖地震(3月)
☆これはやはり大ニュースでしょう。わが家は揺れも小さく,ニュースでびっくりという感じでした。建物としては共用廊下のクロスが裂けたりしていましたが。
 休みあけに大学に行って,研究室のドアを開けたら本棚がひとつ崩れ落ちて,部屋に入れない状態。本をどけながら足場を確保し,本棚を起こす。半分復旧してどうしようかと考えていた1カ月後に,余震で再び崩れました。復興途中の被災者心理(むなしさ)が少しだけわかったような気がしました。不思議なのはほんの1mほど離れた反対側は無傷なこと。建物の揺れは奥が深いかも。

2位 地下鉄七隈線開業(2月)
☆まもなく1年になりますが,まだ一度も乗っていません。駅毎に照明の雰囲気を変えたという松下美紀さんのデザインを早く体験しなくては。

3位 東区の人工島のまちびらき(9月)
☆まちびらきがあり,照り葉のまちが公開されました。集合住宅・分譲住宅地の間の空地が市の公園という構成なので,散歩に行くには好適です。ただ,将来の管理を考えるとそこに住む気にはなれませんねえ。

4位 九州大伊都キャンパスの開校(10月。91年の移転先決定から14年目)
☆東京の私大などは,一度郊外に移転したあと,最近は都心回帰のようですが,九州大学は今頃郊外移転です。しかも大部分が移転するという計画。
 国立大学の法人化はその直後に移転することなど考えていませんから,すべてが例外?うまくいくとよいのですが。

5位 家庭ごみ有料化(10月1日開始)
☆あれだけ騒いでようやくこの程度,とも言えますが,第一歩とは言えましょう。

6位 五輪招致を正式表明(9月)
☆表明したのはいいものの,市民が乗ってくるかどうかが問題です。新たな都市開発に興味のない人にもメリットのあるものでないと無理でしょう。

7位 海の中道奈多海水淡水化センターの供用開始
☆幸い,福岡に来てから深刻な渇水は体験していませんが,いざという時の備えはよいことです。もっと将来を見れば水は貴重な資源ですし。

8位 市子ども総合計画策定など,子ども政策の推進
☆子ども政策だから子どもだけを対象にしているのがものたりない。ターゲットはこれから子どもを持つ(あるいは増やす)可能性のある人たちのはず。人口を維持したいのなら,子どもを持たない人も含めて公平に負担をするようにすればよい。他人の子どもの分を負担するのがいやなら自分の子どもを持とうとするでしょう。

9位 人口140万人突破(10月の国勢調査で140万621人を記録)
☆だから,どうなの?適正規模を考えて,市政を運営してほしい。多ければ良いというのは時代遅れ。

10位 サッカー・アビスパ福岡の5年ぶりのJ1復帰
☆国内サッカーのニュースはほとんど追いかけていないので,「あ,そうなんだ」という感じ。福岡といえばソフトバンク・ホークス(プロ野球)ですね。

福岡県県政10大ニュース
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/wbase.nsf/8939f870b961b0d14925708c0056259e/585e6f430803171a492570e400836ecc?OpenDocument

1 福岡県西方沖地震発生。復興への取り組み進む
2 九州国立博物館開館。“百年の夢”ついに実現
☆太宰府では,年始の渋滞,駐車場不足が懸念されているそう。駐車場を前売りにして,前売り券のないクルマは閉め出せばいいのに。止められるかもしれないと思うからみなクルマで行くのです。
 前売り代金で交通機関は無料(もしくは割引)にして目指すバランスを実現すべきです。
3 ねんりんピックふくおか2005開催。はつらつ高齢社会の実現へ
4 北部九州自動車100万台生産目標突破確実
5 九州大学伊都キャンパス開校。自然豊かな「知の創造空間」を目指して
6 県立3病院を民営化。行財政改革進む
7 産業廃棄物税を九州各県で一斉に導入。循環型社会の実現へ
8 アスベスト・構造計算書偽造問題。安全・安心への信頼揺らぐ
☆実は九州,福岡に関係が深い事件。シノケンもあるし,元東京支店長の自宅もあるし・・・。
9 麻生全国知事会会長、地方の先頭に立って「三位一体の改革」を実現へ
10 県産農産物のアジア輸出を強化。まる福マークで守りから攻めへ

さて,自分の10大ニュースはなんだろう。

スキーatマウントレースイ

Family Ski at Mt. Racey
2005年12月23~25日

連休を利用して,家族で北海道までスキーに行きました。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE

今年は家族でスキーに行こう,と決めていました。年内に行くとなると,北海道が確実です。まさかこんなに大雪になるとは思いません。結果としては,逆に北海道で良かった,ということになりました。福岡は幸い,大雪は降っていませんので,雪雲の上を飛び越えて,スキーリゾートに行ったという感じです。

福岡から北海道へは飛行機を利用することになります。日数が短い場合,移動時間は短い方がよいわけですが,空港からスキー場まではけっこう時間がかかるものです。その中で比較的近いのがマウント・レースイホテルもゲレンデの目の前です。コースは初中級向きでゴンドラもあるので家族スキーなら好適と言えます。

10月初めにツアーの優先予約を申し込んだのですが,朝一の便はとれず,お休みらしくゆっくりと出発。全国的な荒天のせいか若干遅れましたが,無事到着。バスからきれいな夕焼けが・・・。それでも子供達のレンタルスキーを借りたりいろいろしているうちに暗くなってきます。写真はちょうど17:00ころ,完全ナイター状態,気温はもちろん氷点下。初日は2時間ほど滑って終了。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE

お風呂で暖まったあと,和食レストラン(味彩)へ。前回,家族みなが気に入ったところですが,メニューはさすがに変わっていました。アスパラのバターいため,ほっけにお刺身,揚げ物,それからメニューにないフライドポテトなど。最後は鱈ちりなべ,これはポン酢でいただきます。ワインは十勝ワインのトカップでした。

2日目は丸一日滑れる日,天気も上々。昼食は山麓のレストラン(最初の写真の建物)で北海道ラーメンを。写真は塩ラーメンですが,右端の緑がかっている麺は,蝦夷ネギラーメンを少しもらって入れたもの。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 200 WB Auto ProgramAE

天気予報では,午後から曇るということだったのですが,山の天気で変化はあるものの,午後も晴れ間はばっちり。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 200 WB Auto ProgramAE +0.7EV

山頂のゴンドラを下りてすぐの景色です。雪面に白樺の長い影が伸びて美しい。このあと,短いコーヒーブレイクをはさんで,ナイターまで満喫しました。夕食は昨日と同じところ。ほっけの代わりにフカヒレ餃子,お刺身にルイベを追加し,鍋は北海なべ(みそ仕立て)となりました。このレストランは電球色蛍光灯なので,マニュアルホワイトバランスで見た目に近づけてみました。ワインは夕張ワイン・バッファロー。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 ManualWB ProgramAE

最終日の朝は時間的にはひと滑りすることも可能なのですが,そこまでは欲張らないことにしてゆっくり朝食をとります。ホテルのロビーの装飾もなかなか美しいものです。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 64 WB Auto ProgramAE +0.7EV

11:00ころにはバスで新千歳に向けて出発。12:30ころに空港に到着し,チェックインのあと昼食です。これまで,中央部分にあるレストラン街には何度か行きましたので,今回は違うところを試すことに。1Fにある千両寿司に入りました。イクラ丼が食べたい,ウニ丼が食べたい,にぎりがいい,いや巻物が,といろいろなリクエストがありますので,各種注文することに。北海ちらしとミニウニ丼をお目にかけましょう。いずれもおいしい,ウニのとろっとしていること!

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 ManualWB ProgramAE

最後は帰りの飛行機の窓から撮った青空。深みのある青でした。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 64 ManualWB(Outdoors) ProgramAE

帰り着いた福岡も晴れ。気温も平年並みに戻ったようです。天気にもめぐまれ,大変楽しい3日間でした。

手帳とメモ帳

Pocket Diary & Pocket Notebook
2005年12月18日

年末といえば新しいカレンダーや手帳(スケジュール帳)ということで,手帳について書いてみます。

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Olympus E-500 Zuiko Digital 11-22mmF2.8-3.5(44mm Equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE(自然光)

現在スケジュール帳として使っているのは,差し替え式のダイゴーHANDY PICKです。最近の手帳は大振りのものが多く,小振りなHANDY PICKは貴重です。カバーはC7847という本革製のもの。合成皮革のカバーを2年ほど使った後で買い換えたものです。リフィルは,何種類かのスケジュール,メモなどを試しましたが,けっきょくC8002(日記3=1ページ1週間,)のみを2冊(2年分)はさみ込んでいます。たとえば今は2005年用と2006年用が入っています。2年分を使うのは,大学というところが基本的に年単位で動いているために,1年前の今頃のスケジュールが見られると便利なためです。これは他のところでも応用できるかもしれません。だいたい後学期が始まってしばらくした10~11月くらいに入れ替えます。写真を見るとわかるように,ポストイット(50×15mmたとえば700RP-GK)を貼り付けています。これは主にDo Itにあたるものを書き込んで必要な箇所に貼ります。今週の部分は,少しはみ出して貼ることでしおりも兼ねられるので,すぐに開けて便利。また毎月する必要のあることなどは,済んだら次の月に貼り替えるだけで済みます。ポストイットは無記入のものを表紙の裏などに10枚くらい貼り付けてあります。

確定したスケジュールは主に写真のPILOT ハイテックCで記入します。ペン幅は0.4mmがお気に入り。色は黒のみ。スケジュール管理術などでは,色分けを勧めるものが多いようですが,ぼくはやりません。すべて自分個人の予定であり,仕事だろうが私用だろうがどれかが優先ということはないと考えるからです。休日だけは赤で表示します(うれしいから)。未確定の予定はたいていシャープペンシルで記入しますが,確定してもそのままのこともあります。

手帳といえば,メモも一緒になっているものが多いと思いますが,メモは別のものを使っています。

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Olympus E-500 Zuiko Digital 11-22mmF2.8-3.5(44mm Equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE(自然光)

MIDORIのダイヤメモ<M>黒というものです。数年前にたまたまコンビニで見つけて購入し,今ではまとめ買いしています。表紙が紙でなくプラスチックなのでしっかりしていて傷みが少ないのと,ダブルリング式でスムーズにページがめくれ,完全に折り返すこともできるのが良いところ。書いたメモをあとで参照するのには,あまり幅が広くない方が良く,横書きの場合は縦にめくっていくのが最も使いやすいと感じます。大体1カ月に1冊のペースで使っています。一時期は大判のノートはやめてすべてこれにしようと考えたこともありますが,さすがに大量に記録を書いたりする時には細かいと疲れるので,A4判のノートも使っています。こちらはLIFEのCLIPPER SECTION 5mmという5mm方眼でやはりダブルリングタイプのもの。スケッチやちょっとした平面・断面などもこれに書いてしまいます。

そういえば電子メールが普及してから住所録はほとんど使わなくなりました。住所録はExcelで管理していて,縮小プリントアウトしたものを手帳の表紙にはさんであります。

PDA(電子手帳)についても触れておくべきですね。現在,PDAの類は使っていません。10年ほど前には数年間シャープの電子手帳だけでほとんどをすませていたことがありました。一番使い込んだのはおそらくPA-7000というごく初期のもの。差し替えのカード(PCカード大)で機能を入れ替えることができ,便利でした。そのあとZaurusシリーズに移行し,PI-M2まではよく使いました。住所録にしろスケジュールにしろ検索は一番。Do Itが自動的に並べ替えて表示されるのも便利。ただ,入力・一覧のスピードが不満でした。画面の解像度が足りなかったと言えます。現在はようやくVGAクラスになったようですが,重さが約300gでは・・・。その後,ソニーのClie (PalmOS),東芝のPocket PCなども試しましたがどれもいまいち。ここ5年ほどは,ノートPCをメイン・マシンとしてほとんど常時携帯しているので,中途半端なPDAはいらないのです。

ケマル・ゲキチ&関野直樹を聴く

Kemal GEKIC & Naoki SEKINO Piano Duo in Fukuoka
2005年12月15日
あいれふホール(福岡市健康づくりセンター)

ケマル・ゲキチ&関野直樹 ピアノ・デュオin福岡
(レクチャー 芦川紀子)

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Olympus E-500 Zuiko Digital 11-22mmF2.8-3.5(44mm Equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE(自然光)

先週の北ドイツ放送交響楽団/庄司紗矢香に続き,今週は個性派のピアノ・デュオを聴くことができました。同じ大学(九州大学芸術工学研究院)の芦川紀子さんがプロデュースするゲキチ/関野/芦川一座の公演です。これまでも大橋キャンパスでのスタジオ・コンサートなど,何度かお誘いいただいていたのですが,なかなか都合がつかず,初めて聴くことができました。

当日は大学で照明学会の委員会で講演したあと,すぐに待ち合わせ場所の西鉄グランドホテルへ。今日はこどもたちと3人で行くのです。地下1階の桃林で食事をしたあと,歩いてあいれふホールに向かいます。受付でチケットを引き換えてもらい,入場するところで,ちょうど吉田・元九州芸術工科大学長と久しぶりにお会いしました。少しだけお話させていただきましたが,お元気そうで何よりです。会場に入るとさすがに芸術工学研究院関係者の顔がちらほら見えます。

あいれふホールには初めて入ったのですが,こんなところにこんなホールが,という感じ。ビルの10Fなのですが,内装全面がほぼ木製といってよい天井の高いシューボックス型。客席の傾斜が急なのがビルの1階分に合わせたのかな,という感じではあります。300席で容積もさほど大きくはないので,音量はじゅうぶん。後方のやや壁よりで聴きましたが初期反射音の方向がやや強く感じられるかな,というくらい。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE
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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Manual(3250K) ProgramAE

上の写真は最後部から撮ったものですが,1枚目がAutoで撮ったもの。GR DIGITALのホワイトバランスは電球光源に関してはかなり補正をかけてくるタイプのようで,電球が真っ白になってしまいました。でもGR DIGITALはマニュアルで簡単にホワイトバランスがセットできますので,液晶画面を見ながら設定したのが2枚目の写真。PCで見てもほぼ見た目どおりの色になっています。光環境研究者としてはこれはうれしい機能。どんどん使ってみたいと思います。なお,色温度の表記はありませんが,太陽光と電球の間が11分割なので,太陽光が5500K,電球色が2750Kで250K刻みと推測しました。

さて,コンサートに戻りましょう。最初に芦川さんによるあいさつ,関野君とゲキチさんの出会い,一座の公演の歴史などの紹介があり,さっそく第1部へ。第1部は関野君の演奏で,リスト「巡礼の年報 第3年」より第4番エステ荘の噴水,無調のバガテル。それからシューベルトのセレナード,愛の詩など。レクチャーをはさんで,ふたたびリスト「死の舞踏-怒りの日によるパラフレーズ」。もともとはピアノ協奏曲だそうですが,今日はピアノ1台ですべてが表現されるバージョンです。美しい響きを聴かせる部分と,ダイナミックな部分のコントラストがなかなか素晴らしい。

休憩の前に,ゲキチさんの自主制作版CD販売のアナウンスがありましたので,受付でさっそく1枚購入。2002年7月の三鷹でのライブ版です。解説によれば演奏時には録音がCD化されるとはまったく考えていなかったのだとか。あまりCDを買う人はいないようでした。芦川さんもホワイエに出てこられたのでごあいさつ。そのあとはこどもたちに芦川研の卒業研究のアンケートを書かせたりしていました。

第2部はいよいよゲキチさんの登場。ベートーヴェンのソナタ「月光」のあとはショパンのエチュードより6曲というのですが,どの6曲かは芦川さんが訊いても,秘密と言われたとか。どれを弾くかいつ頃決めるのでしょうね。「月光」が始まると,えっ?えっ?という感じ。そんなのあり,というか,いいの?という感じ。こちらの心の準備が間に合っていないのです。まさに湖面を渡る月明かりのようなゆらぎが感じられます。ショパンの頃には少しこちらも落ち着いてきて,どんどん心が自由になる感じ(ふと,芸工大の設立理念の芸術に関するくだりが思い浮かんだりして・・・職業病かな)。そのあとはシューベルト=リストのアヴェ・マリアと魔王などなど。歌曲など前奏だけ聴いていると,ひょっとしてほんとに歌い出すんじゃないか,と思うくらいです。演奏が終わると拍手がすごい。あいれふホールが響くこともありますが,視覚的にもみなさん一生懸命拍手しています。拍手に答えて「もう疲れていると思うけれど,アンコールも聴きたいみたいだから,短いやつをやるね」と(英語で)言ってから,アンコール。それほど短いとは思いませんけど。それからまた拍手,拍手。さっさと?アンコール2曲目へ。いったいどうなることかと思ったら,芦川さんが登場されて,宴もたけなわではございますが・・・(とはもちろん言いませんが)本日終了となりました。

帰る間際には知り合いにも会ったりして,遅めにホワイエに出ましたら,すごい人だかり。CDを買った人にはゲキチさんがサインします,と芦川さんが言ったらみな並んでいるのです。高校生の時には小澤征爾さんにサインをもらいに並んだ記憶がありますが,最近はそういうこともしなくなりました。反対側には芦川さんと関野君が並んでいて,そちらにはあまり人はいないようだったので,芦川さんに会釈して関野君に激励の言葉をかけて,すぐに会場を後にしました。

楽しい晩でした。芦川さん,ゲキチさん,関野君ありがとう。

照明学会・研究調査委員会at大橋キャンパス

Research Committee of Illuminating Engineering Institute of Japan at Ohashi Campus
2005年12月15日

大橋キャンパスで,照明学会の「光放射の生物・生体に対する具体的影響に関する研究調査委員会」の第8回が開催されました。委員長は河本康太郎氏。この委員会では,毎回関連の研究者等が招待講演(話題提供)をするのですが,今回は,安河内先生が招かれ,ついでに大井も何かやれ,ということになったようです。

前回委員会の議事録確認の後,さっそく安河内先生のご講演。タイトルは「照明色温度の生体への生理的影響」。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE

安河内研究室で続けられている,研究蓄積が短時間で一通り紹介される豪華なもの。現代の便利で快適な環境は本当に快適なのか?眼に見えない(意識されない)不快があるのでは,というのが出発点。芸術工学研究院や我々のCOEでよく前提として使う,人類史500万年のうち,99.8%は狩猟採集生活であり,農業の発明を1万年前としても,最近の0.2%で生活環境は激変したのであり,さらにここ100年の変化が大きい,という説明がまずありました。だから,自らの体験をあたりまえだと思う「脳」が求める快と,身体にとっての快適が必ずしも一致せず,心身に余分な緊張状態を引き起こしている可能性を考えるわけです。

光の生体への影響にもいろいろなレベルが考えられますが,まずは覚醒状態との関係。作業成績と覚醒水準の関係は逆U字型になることが知られており,覚醒水準が高すぎても作業能率は低下してしまいます。つまり余分な覚醒水準というものがあり得る。これを自律神経系の緊張度の変化から見れば,副交感神経系と交感神経系の作用が交差する点を考え,評価することができます。他に,生体リズムの位相と振幅から見た評価なども考えられます。色温度7500Kと3000Kを比べると,覚醒水準は7500Kの方が高くなるのに対し,反応時間は同じあるいは7500Kの方が遅くなります。ということは7500Kでの覚醒水準は高すぎる側にあると考えてよいのでは。覚醒水準が高すぎると姿勢が悪く(前屈みに)なるという傾向が考えられ,軽い作業では,7500Kでこの傾向が顕著に見られます。

極端な温度条件(寒い・暑い)の場合の体温変化への色温度の影響が調べられています。皮膚温と直腸温の比較から3000Kでは放熱が抑制される傾向があるようです。これがよいことかどうかはまだ確認できませんが。

睡眠前の色温度条件がメラトニン分泌に与える影響も調べられています。また,睡眠中の体温の変化も生体リズムとしてとらえることができます。

現在進行中のものは,最近ホットな話題であるphotosensitive Ganglion cellsに関するもの。瞳孔径の光による縮小は個人差が大きいのですが,メラトニン抑制にも個人差があります。そこで,これらに関係があるかどうかを検証しようというわけです。もちろん瞳孔径が小さい方が物理的に網膜に入る光は少なくなりますが,それだけではない効果があるのではないか,という感触が得られているようです。

実態調査も行われていますが,高齢者では,色温度間でメラトニン分泌,主観評価ともほとんど差はないそうです。他の影響要因が大きいのでしょうか。

講演のあと,環境適応実験施設を一通り見学しました。さらに大井研究室も見学。調色照明器具を用いた模型実験装置と,透過型スクリーンによる映像評価システムを見ていただきました。そういえば安河内先生に見ていただくのも初めてでした。

休憩の後,今度は大井が話題提供を行いました。「日本の建築における 光環境に関する規定の現状と 生体影響研究への期待」と題して,以下のような内容をしゃべりました。

建築基準法の採光規定
住宅の性能表示制度
建築学会アカデミック・スタンダード
生体影響研究への期待

建築基準法の採光規定
建築基準法とは
建築基準法の対象
 ほとんどの建築物
 最低基準 →基準法どおりに作ると,良い建物はできません
 建物を新築する時の規定 →建物の使用時についての基準ではない。「もの」の規定
歴史と現状
 第二次大戦直後に成立。
 小変更を重ねて,かなり無理が生じている

建築基準法の問題点
成立時の時間的制約
 戦前のものや海外を参照したのみ?
住宅で想定されたと考えられるのは,2階建てが立ち並ぶようなもののみ? →4~5階建てで日照問題発生 住居系地域では日影規制追加
地価高騰や経済情勢からの圧力
最低基準であることの問題

チェック用の規準のはずが,設計目標に

最低基準を決めれば,良いものが増える?

採光に関する規定
法規で定められた窓
 居室に採光に有効な窓・開口を設けること
 住宅 床面積の1/7以上
 幼稚園,小,中,高等学校の教室 1/5以上
 病院病室や寄宿舎の寝室 1/7以上 など
法規上の採光に有効な窓面積
 隣地境界線までの距離dが住居系地域で7m以上,工業系地域では5m以上,商業系地域では4m以上であればすべて有効
dが上記以下の場合 開口部面積×補正係数

採光規定は不要か?
建築基準法の性能規定化という流れ
 仕様規定から性能規定へ
 有効開口率を定めるのは仕様規定?
規制緩和により,採光規定がもっとも厳しい?
 単体規定と呼ばれるもので,すべての居室が対象 →補正係数で妥協することで生き残り
社会問題化あるいは明確に必要な根拠がない限り規定の維持も難しい?最低基準なので,それを下回る場合のデータはない
住宅の性能表示制度
住宅性能表示制度とは
住宅の品質確保の促進等に関する法律
住宅の品質確保の促進,住宅購入者の利益の保護,住宅に係わる紛争の迅速かつ適正な解決を図る
供給者と購入者の情報ギャップを懸念
光・視環境に関すること
単純開口率 居室の外壁又は屋根に設けられた開口部の面積の床面積に対する割合(戸建・共同)
方位別開口比 居室の外壁又は屋根に設けられた開口部の面積の各方位毎の比率(戸建・共同)
たとえば日照は,当該住宅のみで規定できないから範囲外
建築学会 アカデミック・スタンダード
アカデミック・スタンダード
誘導水準を示したい
一般の人,ユーザーにも少しわかるように
建築学会 光環境運営委員会・光環境性能基準小委員会(主査:平手小太郎先生)
現在,項目を検討中

生体影響研究への期待
期待
現在の枠組みに対して
 最低基準のための根拠を示せないか?
 たとえば病気や体調不良者の環境から
誘導水準のためのデータ
 たとえば生体リズムその他への影響
 データとして目に見える形で

来年度も照明学会の光環境専門部会の下に生体影響に関する調査研究委員会が設置されるようですので,期待したいと思います。

オリンパス超広角ズームレンズ

Impression on Olympus Super Wide Zoom Lens (for Digital SLR)
2005年12月13日

オリンパスの超広角ズームレンズZuiko Digital ED7-14mmF4.0が研究室に納品されました。第一印象をお届けします。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE
白色蛍光灯

こちらが化粧箱です。大きい!カメラの箱みたい。もちろん中はけっこう空いていますが。それでも箱から取り出した感じは大きく,重い。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE
松下電工ダイクロイック・ビーム75W

テーブルの上で,11-22mmF2.8-3.5と並べて見ました。こうして並べた写真を見ると,なぜかあまり変わらないように見えます。7-14mmの方はフード組み込みだからか?レンズとしてどのくらいの太さを見慣れているかというのが大きいのかもしれません。フォーカスリングの上,フードとの間に見える銀色のラインがスーパーハイグレード・シリーズの証。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE
松下電工ダイクロイック・ビーム75W

すごい前玉です。フードがあっても何かにぶつかりそう。実用的には,11-22mmの方がはるかに出番は多そうです。E-500に着けて,室内でテスト撮影を何枚かしたところ,白っぽいタイルがメインの浴室でも露出はまあ良好。よく補正されているとはいえ,若干の歪曲はあります。Eシリーズが出始めたころのオリンパスのアナウンスでは,レンズの情報をボディに伝えて自動的に歪曲補正も・・・ということだったのですが,まだやっていないのでしょうか。また,中心部に高輝度のペンダント照明を入れた構図では,円形のゴーストが出たものがありました。ほんの少し注意が必要かも。

これで,久しぶりに映像による空間・環境の心理評価における画角の影響検討をやるかな。今度は現場との比較もちゃんとせねば。

公開講座 「住まいの常識を問う」最終回

2005年12月7日(水)19:00~21:00
九州大学 大橋キャンパス5号館512教室

九州大学芸術工学部公開講座「住まいの常識を問う」最終回の講義の概要をお伝えします。最終回は私の担当でした。

slide2

以下,使用したスライドから引用します。

環境心理研究の例
 アフォーダンス
 パーソナルスペース
 イメージ
 環境デザインとそのプロセス

住宅デザインに関わる人々
 専門家の誕生
 建築家ってなぜいるの?

三大自由業
 医師
 弁護士
 建築家
この三者の大きな違いはなんでしょう?

住まいの常識を問う 常識?その1
建築基準法を守れば良い建物ができる?
 いいえ,建築基準法は最低基準なので,基準法どおりに作ると,良い建物はできません。
 建築基準法は,建物を新築する時に規定ですから,建物の使用時についての基準はありません。
耐震性,耐久性は純粋に物理的な基準?
 いいえ,どのくらい壊れてもよいか,どのくらい保って欲しいかという人の判断から決まる基準です。

最低基準を決めれば,良いものが増える?

常識?その2
日照権があるから住宅には必ず日当たりが確保される?
 いいえ,用途地域というものがあって住居系以外では規定はありません。
 将来,どうなるかは隣地の規制から予測するしかありません。
建物や近所を気にしなくてすむマンション?
 いいえ,区分所有者同士は,経済的にも管理上も一体で逃れることはできません。

常識?その3
高断熱・高気密住宅は結露しやすい?
 いいえ。ただし,高気密住宅は,なりゆきではなく,計画的に換気を行う住宅ですから,住み手が換気をしなければもちろん結露します。
高断熱・高気密住宅より伝統的住宅が快適?
 いいえ,でも住まい方は全く変わります。
ではなぜ高断熱・高気密住宅?
 家全体を冷暖房した方が健康に良いのと,エネルギー効率を両立させようとしているからです。

常識?その4
換気のためには窓を開けるのがベスト?
 いいえ。換気感は最高ですが。
風呂に窓がないと湿気が多い?
 いいえ,きちんと換気されれば問題ありません。外壁に面していなければ,むしろ乾きやすいことも。
住宅全体をうまく換気するのは?
 給気口から換気扇まで,空間をまんべんなく空気が流れていくようにします。

住み手のニーズを理解する

どうやって?
 当事者=利用者に直接尋ねる
 多数の人が利用する場合は,設計者自身がユーザーに直接要求を聞くことは困難
 代わりに調査という手段によって要求を明らかにし,それに基づいてコンセプト策定を支援

アンケート?  いえ,インタビューも
 要求がわからないから質問紙は作れないはず
 質問紙では収録しそこなったことに関する情報は絶対に入手できない

心理調査のいろいろ
 心理調査
 最終的な意志決定,価値判断,行動はかなり意識的なもの・・・「言葉」の世界
 自己分析的な手法 評価グリッド法,AHP法
 無意識の評価をさぐる SD法(因子分析による潜在因子の抽出)

興味のある方は調べてみましょう。
もっと簡単なものは?

参考文献
「よりよい環境創造のための 環境心理調査手法入門」
 日本建築学会編 B5判
 技報堂出版 ISBN4-7655-2444-2

「人間環境学 よりよい環境デザインへ」
日本建築学会編 B5判
朝倉書店 ISBN4-254-26011-3

最後に修了証を一人ずつ手渡し,短時間ではありますが質問にもお答えすることができました。手元に届いたアンケートの結果からは,建築・住居関係の公開講座はけっこうご希望があるようで,今回の講座の続編も期待していただいているようです。ぜひ来年も計画していきたいと思います。

受講していただいた方々,どうもありがとうございました。今回は来られなかった,という方も次回は是非どうぞ。お待ちしています。

本公開講座に関連するエントリー
公開講座「住まいの常識を問う」始まる(田上先生)
公開講座 「住まいの常識を問う」第2回(土居先生)
公開講座 「住まいの常識を問う」第3回(前半) (谷口遵氏)
公開講座 「住まいの常識を問う」第3回(後半) (大氏正嗣氏)
公開講座「住まいの常識を問う」第4回(石田先生)

オリンパスE-500 First Impression

First Impression on Olympus E-500 (Digital SLR)
2005年12月10日

オリンパスE-500が研究室に納品されました。E-1との比較も交えながらFirst Impressionをお届けしましょう。E-1と並べてみました。レンズはE-500が11-22mm/F2.8-3.5, E-1が28-54mm/F2.8-3.5。ちなみにこの2本,先端部分以外は寸法が同じ(というより,ほとんど同一の部品でできているように見える)。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE
松下電工ダイクロイック・ビーム75W

底面に貼ってあるシールの表記は以下のようなもの

OLYMPUS IMAGING CORP.
DIGITAL CAMERA
MODEL NO.E-500

MADE IN CHINA

ちなみに,手元にあるE-1およびZUIKO DIGITALのレンズ3本はいずれもMADE IN JAPANと書いてあります。

ボディだけで見ると,程良い大きさに見えます。さっそくスタンダード・ラインのズームレンズを付けてみると,レンズが大きい。ボディは脇役。コンパクトな単焦点レンズが欲しいですね,25mmF1.4とか20mmF2とか。OMシリーズの時はレンズが小型・軽量なのが売り物だったのになあ。E-1と並べてみて気がついたのは,E-500の方はOLYMPUSの文字が彫り込んであることです。これはOM-3などと良く似ています。E-1は表面にプリント。バッテリーはE-1と共通なので,充電を待たずに手持ちのバッテリーを入れ,マイクロドライブを入れてフォーマット。ファインダーを覗くと確かにやや小さい感じはしますが,クリアに見えます。インテリアや風景などをじっくり撮る時には,撮影後に液晶画面でチェックすればよいのですが,一瞬を狙うような時は細かいものの確認には不利。撮影情報の表示は視野右側にありますが,最初に使ったキヤノンA-1から,最近のオリンパスOM-3,4そしてE-1まで,すべて表示は画面下にあったので,まだ慣れません。さっそく露出補正表示を見落として,戻すのを忘れたりしました。併用するときは要注意。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE
自然光のみ

操作感について。E-1はごつい感じでやや重いけれど,自分の手にはぴったりと感じていました。E-500は小さい分,グリップが浅めで握ろうとすると小指が余る。ただ,これはグリップだと思うからいけないので,昔ながらに左手に載せて構え,グリップは握らないのが正解のようです。シャッターボタン半押しでAFが作動しますが,合焦すると測距点が赤く光ります。光り方はおとなしいものですが,私はこれで満足。さっそく,1枚目を撮影,と思ったらすでにシャッターが落ちていました。シャッターストロークが浅い,ということです。E-1とはそろえて欲しかったな,シリーズが違うと言われればそれまでですが。各種ボタンの配置はコンセプトからE-1とはまるで違います。E-1は1ボタン1機能が徹底していて,使用頻度の高いものが右に,そうでもないものが左と分かれています。左手でカメラを支えて,レンズ以外の各種操作は右手という感じ。E-500は撮影機能が右側(フラッシュ除く),再生機能が左側となっており,カーソル・ボタンは複数機能兼用です。最初,ちょっととまどいましたが,左よりにあるボタンも右手の親指を伸ばして操作すれば,それほどむずかしくはありません。カーソル・ボタンの真ん中にOKボタンがあり,右手親指で左カーソルを押すときに,OKにさわってしまうことがあるのも慣れが必要か。E-2(?)がどのような操作系になるのかが問題です。あまりころころ変えないで欲しいですね。

一番わかりやすい進歩は液晶です。オリンパスがコンパクト系にも使い始めているHyper Crystal LCDというものです。2.5型で約21.5万画素とのことですが,じゅうぶん実用的。チェック時には14倍まで拡大できますが,そこまではふつう使わないとしても,細部までチェック可能という意味はあるかもしれません。E-1では4倍まででしたし,おおざっぱなチェックしかできません。もうひとつ,おやっと思ったのは縦位置で撮ったものが縦位置で表示されること。ということは検出機能が入っている?でも,PCにコピーした画像は横のまま。オリンパスのソフトを使うと違うのかな?

画質等については,もう少し使い込んでからということにしましょう。

庄司紗矢香を聴く

2005年12月8日
アクロス福岡シンフォニーホール

NHK福岡放送局開局75周年記念
北ドイツ放送交響楽団福岡公演

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE

庄司紗矢香は日本の若手バイオリニストの代表格だと思いますが,コンサート等でじかに聴くのは初めてです。昨年の北九州音楽祭の際に,友人の音楽評論家 山田治生君から来年は庄司紗矢香が来るから絶対聴くべきと言われたのを思い出します。彼女の演奏を初めて意識したのは,NHK BSで放送されたチャイコフスキーのコンチェルトでした。名前は聞くけど,どんな演奏かなあ,定期的に?出てくる若手の一人かなあ,と思って聞き始めたら,びっくり。音の緩急,音色の豊富さ,自身に満ちた所作に生意気そうな(失礼)表情。何かぼくの心に響くものがあったようです。

さて,今年の北九州音楽祭,彼女のリサイタルは響ホールで11月22日でした。しかし,この日の夕方は後期の外書購読(3年生向けゼミ形式の授業)の初回の日で,時間割上(また自分のスケジュール上),移動させるのはどうにも無理。一瞬,休講にしてしまえ,という悪魔のささやきも聞こえましたが,結局断念して,きちんと授業をやりました。

福岡のコンサートもあるなあと思いつつ,もう直前だし,チケットもないだろうし,とすっかりあきらめ気分でしたが,23日にアクロスの見学会に行きましたら,なんとチケット販売苦戦中とのこと。どうなっているんでしょう・・・。早速,アクロスに連絡して,無事に(あまり高くない)チケットを入手することができたのでした。ブラームスのコンチェルトだし,北ドイツ放送響というのも興味津々です。

夕方は,大学でそわそわと課題の採点などしておりましたが,18:15には切り上げてアクロスへ。今回の席は1階の一番後ろです。一般にコンサートホールでは,2階席の下になる部分はあまり良くないとされ,嫌われるのですが,アクロスの後ろの方は悪くないと思います。2階席はもっといいかもしれないけど。むしろ,前の方よりまとまりがよい。それから,このあたりは,視覚的に落ち着く場所でもあります。アクロスは壁面は木目ですが,天井はかなり反射率の高い白なので,ここが少し隠れてくれると良いのです。最終的にお客さんの入りは9割弱というところでしょうか,空席もけっこうあります。もったいない。

庄司さんは,濃いブルーのとてもシンプルなドレスで登場。ブルー好きなのかな,CDのジャケットもブルーでしたね。周りがドイツ人で大柄なこともあるのでしょうが,やはり小さく見えます。オケは座っているのに頭の高さがあんまり変わらない(^ ^)。右手で楽器をぶら下げてゆったりと身体を動かし,そして演奏が始まります。最初は,意外におさえた感じから入りましたが,第一楽章の終わりに向かってはエンジン全開,という感じ。楽章の終わりでさっそく拍手が来ました。オーケストラの方はそんなソリストにあおられてか,ちょっと緊張気味の感じ。でも,良い演奏でしたし,シンフォニーホールの響きをうまく使いこなしている感じでした,さすが(オーケストラがホールに慣れないと,うるさいだけになったりするんです。豊田さんの講演記録をご覧ください)。

演奏が終われば,満場の拍手。指揮者のギルバートも心得たもの?で,最初の2回くらいは出てきましたが,あとは庄司さん一人。拍手が疲れた頃に?アンコール。曲はマックスレーガーのソロソナタより。コンチェルトもいいけれど,ソロで弾くとまた音色の豊富さがよくわかります。前半でこうなっちゃうと,後半のオーケストラはやりにくくないかしら。

さて,休憩時間です。客席の前方に行って後方を見渡してみましたが,目に付く知り合いはなし。ホワイエにも出てみましたが,けっきょく誰にも会いませんでした。2階のところでは,シャンパンカウンターが出ていました。「いらっしゃいませえ,冷たいシャンパンはいかがでしょうかあ」なんだか,球場の「ビールいかがっすかあ」みたいな感じで笑ってしまいます。グラスで1000円はホテルのレストランと同じくらいだから高いような気もしますが。MUMMのコルドンブルーとのことで,なぜかF1の表彰式で使っています,との解説があり,2001年のオーストラリアGPのポディウムの写真が添えられています。

後半は,リヒャルト・シュトラウス。交響詩ドン・ファンとばらの騎士組曲。きらびやかなところもあり,なかなかいい組み合わせ。オーケストラだけになって,演奏も伸びやかになったように感じたのは気のせいでしょうか。最後の盛り上がりもあり,拍手もたっぷり。アンコールはブラームスのハンガリー舞曲第6番で,前半のブラームスの余韻と,ちょっとニューイヤー予告的な雰囲気でよい締めくくりでした。満足。

帰りがけに,先日の見学会でお世話になった方をお見かけしたので,ごあいさつ。お礼も言えてちょうど良かった。

庄司さんと北ドイツ放送交響楽団に興味を持たれた方は,NHKが東京公演を放送するようですから,ぜひご覧になってはいかがでしょう。庄司さんは年齢的にも日々進化,というところでしょうから,コレクションしておくと将来見直しても楽しいかも。

放送日程 すべてNHK
12月10日(土)19:00~21:00 FM 特集番組(生放送)
12月17日(土)23:00~    BSハイビジョン「ハイビジョンクラシック館」
12月18日(日)21:00~24:15 教育テレビ 特集番組
12月23日(金)24:30~    BS2「クラシックロイヤルシート」
12月28日(水) 7:45~11:45 BSハイビジョン 特集番組
1月 3日(火) 9:00~11:00 FM 特集番組(生放送)

アクロス福岡舞台裏見学会

2005年11月23日
アクロス福岡シンフォニー・ホール

公開講座 劇場への旅-音楽のデザイン3-

芦川紀子先生のプロデュースされている公開講座の一環として,アクロス福岡シンフォニー・ホールの舞台裏を見学させていただきました。芦川先生はアクロス福岡のアドバイザーでもあります。

見学内容:プロセニウム仕様から-シューボックスへの変換
ホール内部:舞台上から、跼蹐側から、3階席から     
バックヤード:舞台袖、搬入口、オーケストラピット、楽屋、楽器庫、調整室等
構造に関する話/運営スタッフについて 等

まずはステージに上がります。最初はプロセニアム仕様(劇などを行う,多目的ホールのようなステージ)になっています。これをコンサート・ホールの仕様に変えるというわけです。
写真データ:Olympus E-1 Zuiko Digital 11-22mm(22-44mm equiv.)
ISO 800 WB Auto ProgramAE

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プロセニアム状態のステージです。右側が客席。左側が背景の幕。ステージと客席側の間に壁が下りています。上部には各種吊り物が見えます。

コンサート・ホール形式への変換は,まずステージと客席の間の上部仕切壁を上に引き上げます。これはまっすぐ上がって見えなくなります。続いて背景の幕を上げ,ステージ上のシャンデリアを降ろします。そして,ステージ両脇の壁(サイド・パネル:巨大なドア)を閉めます。

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この写真は,サイド・パネルが半分閉まったところです。スムーズにすーっと閉まっていきます。

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サイド・パネルが閉じ,コンサート・ホールのようになってきました。サイド・パネルが動くのを知らない方も多いことでしょう。次に,鉛直にぶらさがっているステージの天井パネルを下げてから水平になるまで角度を変えます。

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天井パネルを下げ,角度を変え始めたところ。

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天井パネルが水平になりました。シャンデリアのケーブルが通るようにパネルには切り欠きがあります。このまま天井を持ち上げます。

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天井が客席側と同じ高さまで上がりました。後はシャンデリアの高さをそろえるだけ。

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舞台袖の様子。ステッカーの貼ってある黒い角柱はサイドパネルの軸(支柱)の外側です。パネルの裏側は石膏ボードが剥き出し。

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ステージ真裏のサイン。各国語で書かれています。実用というよりも,いろんな人が母国語を書き加えたという感じです。

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こちらは,ステージ袖の上部に見えている吊り物のバラスト群。見学者のために,袖にあったスポットライトで照らしてくれました。

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ステージの地下にはピアノ保管室があります。スタインウェイが2台,ヤマハが1台。そして写真のものがベーゼンドルファー。鍵盤の左端(写真奥)に黒く塗られた鍵盤が見えるでしょうか?これは弾くためではない鍵盤。最低音の下にさらに弦が張られているのが,特徴です。

そのほか,指揮者やソリストの控え室,出演者控え室(大部屋),オーケストラピット入口等々,舞台裏を見学させていただきました。建物の制約がありますから,舞台裏は狭い。控え室からステージへは狭い階段,頭や楽器をぶつけそう。ステージの裏から数メートルでもう搬入口のシャッター,もちろんその外は道路です。

貴重な機会をつくってくださった芦川先生,休日の夜に説明してくださったアクロス福岡の方々,どうもありがとうございました。大井も微力ながら,建物や設備の説明を補足しましたが多少はお役にたったでしょうか。

アクロス福岡は福岡の誇るホールですが,一部の人気プログラムを除くと,満席にならないこともあるそうです。みなさんぜひコンサート等に行きましょう。

関連するエントリー
音響設計家:豊田泰久氏特別講演
音響設計家:豊田泰久氏特別講演(2)

公開講座 「住まいの常識を問う」第4回

2005年11月30日(水)19:00~21:00
九州大学 大橋キャンパス5号館512教室

遅くなりましたが,九州大学芸術工学部公開講座「住まいの常識を問う」第4回の石田先生の講義の様子をお伝えしましょう。「水環境と共棲するエコロジー住居の常識 オランダ・アンフィビアスリビングの住居デザイン」

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FinePix F700 SuperEBC Fujinon 7.7mm(35mm equiv.)
ISO400 FL4200K

水環境と共棲する都市として,ヴェネツィアがあります。ラグーンにまちが成立して,水路,ゴンドラで水と密接な都市です。オランダはそれよりややあと16世紀にスペインと独立戦争をやって,17世紀にはヨーロッパ初の共和制国家となります。ライン川沿い,アムステルダムは人口100万弱ですが,物流拠点として世界的にもユニークな都市です。低地オランダと呼ばれる地域は,平均で海抜マイナス3~5mであり,人工的に海水をくみ出して成立しているところです。

中国の揚子江下流,蘇州も水環境の豊かなところです。上海蟹で有名な太湖があります。ここでも水路は重要です。もともと産業革命以前の物流はほとんどが水路だったわけです。住居の洗練の過程とも関連しています。このあたりには水を使う企業を誘致していますが,水環境の計画は大問題です。

アンフィビアス・リビング(大井注:amphibious=水陸両生,水陸両用の)
日本で住宅といえば,しっかりした土地の上に恒久的なものを建てるのが常識。でもオランダにはもともと地面がない。まず地面をつくる(土木工事)。つくっては流され,という洪水との日々の格闘があったわけです。近年では,地球温暖化による水位上昇が予想され,堤防でこれを防ぐ(堤防を高くする)のは経済的に無理とわかりました。また,水が汚れるという問題もあり,国家レベルでの議論が。

オランダは日本と関係の深い国です。デルフトも堤防で水を防ぎながら成立した都市。堤防は,監視人が常に見ているということを1000年近く続けてきたわけです。堤防監視は優先順位No.1。干拓は,まず水路を掘って堤防を築き,風車の動力で水を揚げて土地を作りました。地理的には,バルト海の交易とフランスやドイツを結ぶ場所にあり,アムステルダムが繁栄してきました。現在の観光船だけ見るとわかりませんが,水の制御という意味では外的条件の厳しい場所です。

教会堂は宗教的な観点から見られがちですが,物理的な建築の観点から見るとまた違った見方ができます。オランダは土地が弱いので,軽量化が必要でした。そのため,イタリアなどと異なり簡素なつくりになったと考えられます。装飾に対しては否定的となり,形式にも影響しました。革命とも関係があるかもしれません。

初期の集落はマウンド集落といって,15mくらいの丘をちくり,洪水の時にはそこに逃げる(登る)というものでした。盛り土,堤防の技術が発達すると,堤防にそって教会と町役場ができ,堤防にはりつくような形で住宅ができました。17cになると大洋交易で裕福になった商人が投資して大規模干拓が行われるようになります。

ヨーロッパの歴史でいうと,オランダへのキリスト教の伝搬は遅いほうです。ローマはヨーロッパを征服しながら修道院を建て,未開人を改宗させていきましたが,皇帝ネロもライン川からアムステルダムまで行ったけれど,このあたりは使えないからどうでもよいということで,さっさと通り抜けてイギリス制服に向かってしまいます。

建築の構成としてはデヒンホフの中庭型修道場が典型です。運が沿いにありますが,橋がひとつあって,これを渡って教会に入り,他の住居には中庭を経由して入るようになっています。各住居はコンパクトなユニットになっています。外部からの入口は一カ所だけです。この形式は高密度に住環境からの必然とも言えます。オランダの建物は前面(外側)は交易のための二層吹き抜け倉庫になっていました。後に倉庫が集約され不要になると,ここは気持ちの良い部屋になりました。コンパクトながら居心地の良い住まい,採光,通風など居心地に対する配慮もオランダの伝統です。オランダには木材や石材などの建築材料がないので,すべて輸入です。このため,寸法は一定でプレハブに近い形となりました。唯一できるのがファサードの輪郭,デザインです。前面ファサードは大きな窓があって間口もほとんど共通ですが,ディテールはみな違う。奥行き方向には100mに達するものもありますが,それでも間口は同じ。限られた中での自由を享受するという個人主義につながるものがあります。高密でも視線への配慮もあり,土木技術の制限が制限でなく,工夫を生む独特の空間美学となっています。

Amphibious Living Design
国際プロポーザルより 石田研究室のFloating Flopは2等賞

堤防を高くするだけでは財政破綻がわかったため,堤防内に余剰水をためるプールを作ることになります。しかし,堤防内に再度水を入れるというのはオランダでも未経験。
New environment Design Policy for 21st Century
- Comfort in the water
- Portable Hardware
 Exchangeability
 Eco-Sustainability

住むテリトリーが1/4くらい,水質浄化してくれる植生を1/4くらい配置してエコ・ガーデンとします。その他の小動物などがいるエリアが50%。今あるバランスをこわさずに人間が住むことを考えます。ロッテルダムがやってみたいと手をあげましたが,工場地帯であり,有機的な対応だけで可能がどうかがわからないため,提案にとどまっています。

水をためるプールに商品化住宅を計画しました。コンクリートの箱(船)を浮かべて,その中は自由に作れるというものです。プールの中には島をつくり,ここには集合住宅があります。これらは人気があり,すぐに完売しました。コンクリートの船は基礎がないので,バランスをてらないと傾きます。ピアノを置いたら傾いたので反対側に水タンクをのせたという話もあります。傾くと困るというのは常識ですが,環境側にメリットがあるなら,それを受け入れてその中で自由を享受しようという発想です。歴史的な体験から水は制御可能な平面とみなされていて,人間が譲歩した新しいライフスタイルにも人気があります。それでも水環境を征服してコントロールできるとは考えないので,コントロールしきれないところでどのくらい権利を主張できるか,トータルバランスを考えながら,便宜的に住んでいく,ということです。日本も埋め立て地は多く,これらは古い権利関係のない土地といえますが,環境とのマスタープランはおろそかにされがちです。風土や文化を大切にした,個人の権利ではない考えには学べるのではないでしょうか。オランダの都市はコンパクトです。拡張して制御できないことを避け,その代わり流通を最大限に考慮します。

現在の市場価値だけではない,環境配慮型のコンセンサスに向かうことができるでしょうか。日本の常識では成立しない,オランダの様子が実在しています。

さて,いよいよ次回は最終回,私が担当する回です。なんと企画者の田上先生は不在?うまくまとまりますかどうか。

本公開講座に関連するエントリー
公開講座「住まいの常識を問う」始まる(田上先生)
公開講座 「住まいの常識を問う」第2回(土居先生)
公開講座 「住まいの常識を問う」第3回(前半) (谷口遵氏)
公開講座 「住まいの常識を問う」第3回(後半) (大氏正嗣氏)

公開講座 「住まいの常識を問う」第3回(後半)

2005年11月16日(水)19:00~21:00
九州大学 大橋キャンパス5号館512教室

公開講座は終了してしまいましたが,遅ればせながら九州大学芸術工学部公開講座「住まいの常識を問う」第3回後半の大氏 正嗣氏(デザイン・構造研究所)の講義の様子をお伝えしましょう。くわしくお伝えしようと思うと,どんどん遅れていくようなので,今回から少し簡略化します。

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FinePix F700 SuperEBC Fujinon 7.7mm(35mm equiv.)
ISO400 FL4200K

専門としては「骨組をやっています」とのこと。
建築設計は共同作業なので一人がする範囲は以外に狭い。構造は壊れないようにすることが目的だが,要求される品質は?
ユーザーが要求する品質を分析する方法のひとつにAHP(階層分析法)がある。階層分析法の集約を行うためのスプレッドシートがホームページにあります

建築設計の常識としてとりあげられた項目
1)目的の明確化と重要度について
2)地盤について
3)木造について
4)鉄骨造について
5)鉄筋コンクリート造について
6)設計について

文化施設(公共博物館)の評価をAHPで分析すると,立地が30%,企画展が45%,サービスが10%,建物は10%。建物のデザインはそのさらに一部ということ。

実は重要な敷地の条件。地盤に応じて設計の考え方は異なります。難しい土地だとコストがかかる。施工者が一番手を抜きやすいところなので注意。地面(土)を大きく分けると砂と粘土。性質が全く異なる。砂は重さが載るとすぐに下がる(建物では基礎が一番重い)。粘土はすぐには変わらないが,何年もかかって沈む(地盤沈下)。地盤の堅さはN値で表す。ボーリング調査でわかるが九州は調査費が高め。昔その場所がなんだったか,が重要。
地震の時,地面の影響は?地震は下から揺れ,岩盤の揺れが上に載っている土に放射されるので,岩盤が凹面になっているとどこかに揺れが集中するところができる。昔,沼だったところなどは普段から沈下しやすい上に地震の揺れも集中する。

建物の種類
・木造(W) 一番多い。小さな住宅では経験的な設計ですませることも。
・S造 おもしろい形状も可能。鉄は木より素直。
・RC造 しっかりしているけど高い。

木造住宅の現状
 基準法では壁量規定もある(計算せずに壁が多ければよし)。許容応力度設計で計算すると,壁量設計より壁が増える傾向になる。これはたわみの少ないものを目指すから。木造住宅の品質はたわみで決まる。最近の木造は建築金物だらけ。必要だが問題も。
 集成材は曲がらないしそらない。ホルムアルデヒド等は大丈夫になったが,火事の時に接着剤が燃えるかもしれない。構造用合板(ベニヤ)も同様。

鉄骨造の特徴と可能性:メリットは強いこと。木で4m梁をとばせるとすれば,10m以上OK。

RC造:コンクリートは人造石。石造りでごつい感じになる。セメント+砂(砂利)+水+空気が水和反応してかたまる。最初だけは水がたくさん必要で,蒸発するときにひびわれしやすい。

このあと事例紹介多数。
「常識は時代とともに変わる。根拠だてできれば,いろいろなことができる。」とまとめられました。

第4回は石田先生によるオランダの住宅を中心とするお話です。

本公開講座に関連するエントリー
公開講座「住まいの常識を問う」始まる(田上先生)
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公開講座 「住まいの常識を問う」第3回(前半) (谷口遵氏)

AV機器の修理 2題

2005年12月5日

ホームシアターという言葉がありますが,わが家でもプロジェクターとオーディオ機器を組み合わせて,毎日のように映画その他の映像・音響を楽しんでいます。どのようなものを楽しんでいるかはホームページの方(最近観たモノ聴いたモノ)をご覧ください。

それなりに気に入った機材をそろえているのですが,機械ですからいつまでも調子がいいとは限らない。けっこう修理しながら使っていたりするものです。修理についてはあまり情報がないと思われるので,最近,修理したものを紹介してみます。

ひとつめは,リア・プロジェクション・テレビ。最近,第3の薄型テレビ?とかよくわからないキャッチフレーズで液晶やプラズマよりは安い大画面テレビとして,人気が出始めているようですが,リア・プロジェクションのテレビは20年以上前から存在しています。初めてリア・プロジェクション・テレビを購入したのは,ワイド画面のテレビが出始めたころで,パイオニアの43インチワイドのものでした。数年後に,現在使っているものに買い換えました(初代は,つくばにいる友人TH君のところで現役のはず)。現在,使っているのは,日立のC39-HD50-1というタイプで39インチワイド形。アナログ・ハイビジョンを映せるタイプです。このころのリア・プロテレビはもちろん液晶ではなく,ブラウン管(CRT)が3本,中に入っているものです。機能的にはY/Pr/Pbのコンポーネント入力がありますから,1080iのアナログ信号であればBSデジタルでもDVDでもOKですが,現在は地上波放送を観るテレビとしてのみ使われています(他は全部プロジェクター)。

さて,こいつが今年の春くらいから不調になり,3色のうち1色が画面上で5cmほど水平方向にずれるようになりました。赤と水色の画面が2重に見える感じで見ていられません。ただ,常時というわけでもなく,調子のいいときは元に戻ったりしますので,電気的な同期の問題のようです。夏を過ぎて秋になるころには,正しく映ることはなくなってしまいました。映像的には,非常になめらかできれいなので,これを超える液晶/プラズマだとまだまだ高価です。当然のように修理を頼むことにしました。

日立のサービスに電話をすると,すぐに修理日程を調整してくれます。一週間もたたないうちに修理に来てくれることになりました。それも夕方の時間指定です(申し訳ない)。症状からの予想修理価格は約2万円。わざわざ技術者が来て,部品も交換するのですから,安いものです。「あと5年は使えるよ」とのこと。そのころにはアナログ地上波が止まりますね。

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Olympus E-1 Zuiko Digital 14-54mm(50mm equiv.)
ISO 400 WB Auto ProgramAE

ケースを外したリアプロを横から見たところです。左側がスクリーン右側の斜めになっているのがミラー。フレームの隙間からCRTが2本見えています。底部に大きな基板がいくつもついていて,それを外し,ICを交換していました。当初,1個交換のつもりだったようですが,もうひとつもダメになっていたらしく,2個交換となりました。4cm角くらいのかなり大きな部品です。

続いて故障したのが,DVDレコーダー。ハードディスクとDVDの両方を搭載した東芝の初代機RD-2000です。操作性は抜群に良いし,途中でハードディスクの換装サービス(30GB→80GB)を受けて,RD-2000Aというステッカーが貼られています。こちらは,ハードディスクに録画した番組をDVD-RAMにダビングしていたところでおかしくなりました。最初のメッセージは「ダビングできません。ディスクが汚れている可能性があります」というようなものでした。カートリッジ入りのDVD-RAMですから,変なメッセージです。そこで,DVDを初期化してみようと思いました。初期化は問題なく終了したので,再度ダビングをトライ。今度もダビングできないのは同じなのですが,問題はディスクが取り出せなくなってしまったことです。Ejectボタンを押すと,Openという表示は出ているのですが,いっこうにディスクは出てこない。いろいろなボタンを試しても反応なし。仕方がないので電源を抜いてリセットを試みました。再度電源を入れると,最初にディスクの読み込みにかかります。今度はディスクが読めないので,ここでストップ。何も受け付けません。電源を入れてすぐにEjectボタンを繰り返し押してもダメ。パソコンのドライブと違って強制排出というような概念はない。どうしようもないので,購入店(アバック)に持ち込み修理となりました。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO Auto(125) WB Auto ProgramAE(Flash)

こちらが戻ってきたRD-2000Aの様子。右上に,おかしくなったとき入っていたDVD-RAMが大きく「認識不可」の紙を添えられています。この紙がコピーであるところを見ると,珍しいことではないのかもしれません。しかし,それ以外の情報が全くないのは不親切です。販売店から東芝に修理の明細をFAXで送るよう依頼してもらっていますが,どうなりますか。「このディスクを使用しますと不具合が発生します」というなら,ディスクが悪くて壊れたということなのか?ディスクの読み込み不良くらいでドライブが損傷することがあるのか?使用していたディスクはTDKの比較的新しいものですし,どちらかといえば上等なもの。ドライブが悪くてディスクをダメにしたということはないのかなあ。古めのパソコンのDVDドライブに入れてみようか・・・。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 800 WB Auto ProgramAE

機械の方は何事もなかったかのようにラックにおさまっております。なんだか写真に撮るとかっこよく見えますね。上に載っているのはケーブルTVのJCOMのチューナー。下段はビクターのAVセレクターです。ラックはヤマハのGTラック,もう10年以上経ちますね。

スタッドレスタイヤ装着

2005年12月4日

12月になり,急に寒くなり季節風も強くなりました。12月4日には北九州では雪が降ったようです。(5日には福岡もちょっと雪が舞いました)

わが愛車,B4 3.0R spec.Bは今年の3月に納車でしたので,冬用のタイヤは購入していませんでした。前のクルマもB4(2.0RS typeB)ですが,タイヤサイズが異なります。前のが205/50R16(ノーマル/スタッドレスとも)であったのに対し,今度は215/45R18です。タイヤを交換する場合,基本的には外径寸法が問題となり,これがあまり違うと具合が悪い。また容量が小さすぎるとまずい,ということもあります。今回の場合は,さらに大きな問題があり,3.0Rはフロント・ブレーキが17インチですので,16インチホイールが着くわけはありません。前のタイヤはまだまだ使える状態でしたので,知り合いにいろいろと声をかけてみましたが,このサイズを使うクルマは意外にないんですね。ノーマルで使っているのはなんとB4だけのようでした。今時のやり方だと,これをオークションにでも出すところなのでしょうが,あまり興味がないというのが本音。

それで,使えないタイヤ4本を積んで,通勤路からほど近いスーパー・オートバックスに向かいました。タイヤ・ホイールコーナーはいつも人手不足のようなので,入口近くでキャンペーンのためにひまそうにしている人に担当者を呼んでもらいました。まず新しいタイヤのサイズについて確認をします。ノーマル・タイヤのサイズは前述のように215/45R18なので,外径は計算上約650.7mmです。

【参考までにタイヤサイズについてのおさらい】
最初の215がタイヤの幅(mm),スラッシュの後の45が扁平率(%)でタイヤのゴムの部分の高さを幅で割ったもの,Rの後の18がホイールの直径(インチ)。そこで,
 タイヤ外径=215×45/100×2+25.4×18=650.7

ワンサイズ落とすとすれば,ということで外径があまり変わらないものを探すと,215/50R17が外径646.8mmですから0.6%しか変わりません。ブレーキは17インチですから,ホイールが17インチなら大丈夫なはず,と思って確認するとOKとのこと。古い方のタイヤは引き取ってもらい,若干の値引き分にあててくれることに。

さて,スタッドレスというと,ブリヂストンのブリザック,横浜タイヤのガーデックスがまず頭に浮かびます。前回のものはガーデックスで,性能的には抜群と感じていました。もっともその前がダンロップのものでいまひとつだった上に古くなっていたこともありますが。しかし,ここは九州。スタッドレスの需要が多いわけもなく,物があるかどうかが一番の問題です。特に最近はタイヤサイズがやたらと増えたため,合うサイズのものがあるかどうかという問題があります。靴みたいですね。

最初に店が勧めようとしたのはブリザックのMX-03だったのですが,215/45R17はあるものの18インチはありません。どうせそんなことだと思っていたので,基本的にメーカー不問,サイズも45でも50でも良い,という条件にしました。店員さんは積んである山を眺め,倉庫に走っていき,と探してくれましたがありません。次に電話による問い合わせ。何軒かかけてようやくひとつ見つけてくれました。1時間くらいで取りに行けるとのこと。で,それに合わせてホイールを選びます。といっても自動車部品については指名で選ぶほどの興味はなぜかありませんので,セットで価格的に安くなるものをいくつか教えてもらい,その中から選ぶことに。最終的に決まったセットは以下のようなものです。

タイヤ   トーヨータイヤ ガリットG30 サイズ215/50R17
ホイール ダンロップ ローゼストSTYLISH MODE 05 サイズ17×7.0J +48 10HM

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO Auto(64) WB Auto ProgramAE

ホイールのデザインは,B4の2リッターモデルの純正5スポークのものとも似ていて,B4に良く合います。前のものよりサイズも大きくなっており,高価になるだろうと覚悟していましたが,思ったほどではなく,ほっとしました。これで冬場の備えは一応OK。後はスキーの企画を立てるのみ?

GR DIGITAL事始め(2)

2005年12月4日

GR DIGITAL事始めに「夜景はどうですか」のコメントをいただきました。まだほとんど撮っていないのですが,第一印象は「昼間ほどではない」ですね。もちろん明るさによるのだと思うのですが,住宅地などの相当暗い夜景だと,さすがにフルオートでは難しいようです。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO Auto(154) WB Auto

たぶん,こんなサンプルはネット上にもなかなかないと思いますが,オートフォーカスに失敗しています(合焦表示は確認)。露出の雰囲気はばっちりだし,人工光源の色再現も悪くないので,あとはフォーカスだけです(フォーカス故障で交換になった人がいましたが,大丈夫だろうな)。(故障でないとすると)たぶんちょっとした工夫でなんとかなりそうな気はするのですが,いかんせん今日は寒い!北九州は雪が降ったようですし,福岡も降るかな?

さて,私の手元に来たGR DIGITALのシリアルNo.は00105262でした。

今日は外付けフラッシュを試しました。おっと内蔵フラッシュをまだ試してなかった。まずは内蔵フラッシュで室内撮影をしてみました。AFは補助光が光っているのがわかりました。色再現は良いようですが,自然光での落ち着いた画調からすると,ややオーバー気味に見えます。ISO感度はなぜか125。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO Auto(125) WB Auto with internal flash

続いて外付けフラッシュ。説明書を見て,推奨フラッシュなるものがあるのに初めて気づいたのですが,推奨されているのはシグマEF-500DGでけっこう大きい。GRで使いたいのはコンパクトなものですから,手持ちの中で最もコンパクトなオリンパスS20を付けてみました。PanasonicのPE-20と兄弟製品ですが,仕様がやや違う。ワイドパネルなしで28mmレンズをカバーするし,オートの絞り値も2種類選べる(ISO100では2.8と5.6)優れものですが,残念ながらすでに旧製品。

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Olympus E-1 Zuiko Digital 14-54mm(50mm equiv.)
ISO 400 WB 3600K

GR DIGITAL側はISO100に設定し,MモードでF2.8と5.6(S20の2種類のオートモード),シャッタースピードは適当に1/30sにしました。結果として露出はほぼ適正に見えますが,やや青みが強い。さて,ここで問題発生。画像をチェックして,ふたたび撮影を続けようとしたところ,フラッシュが光らない。接触不良を疑いいろいろ試しましたが,どうも違うようです。

使用説明書のp.44に「ホットシューの使いかた」というのがあり,一般的な外部フラッシュ接続の操作がやけに細かく書いてあります。
1.内蔵フラッシュの発光モードを[発光禁止]にする
2.カメラと外部フラッシュの電源がオフの状態で外部フラッシュをホットシューに取りつける
3.カメラの電源を入れ,モードダイヤルをAまたはMにして絞り値を設定する
4.カメラのISO感度をAUTO以外に設定する
5.外部フラッシュの電源を入れ,外部フラッシュを自動(オート)に設定し,F値とISO感度をカメラに合わせる

ここから推測するに,外部フラッシュが接続されたことをカメラ側で認識して,その時にだけホットシューに発光信号を流している可能性大。そして,再生モードに入ったり,各種設定を行ったりすると,外部フラッシュ認識がキャンセルされてしまうようなのです。画像チェックや設定変更をした後,フラッシュの電源をOFF/ONすれば問題なく発光するようです。ちょっと不便な仕様ですが,アップデートで変えてくれたりしないかしら。推奨フラッシュなら大丈夫なのかな?

ホワイトバランスは少しずつ調整してみましたが,結局「曇天」設定で良いようでした。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 100 WB Outdoors with Olympus S20
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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO 100 WB Cloudy with Olympus S20

S20のワイドパネルで21mm時がカバーできるかどうかが楽しみです。

GR DIGITAL事始め~素晴らしい

2005年12月3日

昨日,リコーGR DIGITALが納品されました。大学で発注したもので,書類を出したのが10月28日ですから,約1カ月かかりました。納品していただいたのはリコー九州さんなのですが,その間11月18日に「来週入荷予定」と連絡があり,11月24日に今度は「12月中としかわからなくなった」とお詫びが来ました。年内には(当たりの個体が)来るといいなあ,などと思っていましたら,11月30日に「明日入荷予定」の連絡。そして昨日受け取ることができました。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO Auto(154) WB Auto

化粧箱はこんな感じ。本体の箱はこの中の箱の方に三面図のうちの二面が描かれています。この写真は後で撮ったものなので,本体はもう入っていませんが。

納品が演習で学生の相手をしに行く直前だったので,とりあえず箱を開けてバッテリーとチャージャー(どちらも標準添付)を取り出し,まず充電。充電器は小さく,コードなしでコンセントに直接させるタイプで好み。これまでのベストはIXY DIGITALのものでしたが,もっと良い。

記念すべき最初のカットは,自宅の食卓で。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO Auto(154) WB Auto

照明はテーブル上に下がった松下電工のダイクロイックビーム電球(75W)の小さなペンダント。 撮影時から液晶画面の色調が気に入りました。同じリコーのGXとは全く違う。PCに取り込んで見ても印象が変わらないのも良い。この写真でもうひとつ気に入ったのがAFです。何度かAFを動作させてみたのですが,けっこううまい位置にピントが来ます。手前の葉は無視しているみたい。

さて,今朝はよく晴れましたので,近所で試し撮り。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO Auto(64) WB Auto

順光状態ですが,いい感じ。ネクサス・ワールドのマークマック棟です。念のために申し添えれば,色は肉眼で見たのとほぼ同じです。この建物,当初は真紅だった(はず)なのですが今年の大規模修繕でずいぶんピンク色っぽくなってしまいました。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO Auto(64) WB Auto

半逆光で歩道の落ち葉を撮ってみました。問題なし。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO Auto(64) WB Auto

自宅に戻ってキッチン窓際のガラス器の透過光を撮ってみました。フィルムのGR1だったら,かなりプラス補正しないといけない条件ですが,補正なしで見たままに近く写ってしまいました。

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GR DIGITAL GR LENS 5.9mm(28mm equiv.)
ISO Auto(64) WB Auto

次に床に射し込んだ日射しを撮ってみました。明暗の激しい条件ですが,これもそのまま写ってしまいました。フローリングの色も私の持っているものではオリンパスのE-1でしか出なかった色です。最近はみんなこうなのか?いや,そうでもないような。

これまでのところ,オートフォーカスが外したのは2カット。エレベーターの中と夜の駐車場で撮ったものでした。暗い時はそれなりにちゃんと確認した方が良いのかもしれません。

これからは大学の演習や行事の記録,授業用教材の素材集めなどに大活躍してくれることでしょう。

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